すいません。3日ほど旅行に行ってました。
また、旅行については後日、アップしたいと思います。

今日は、涙したことについて。
先日、退学した生徒のことです。
彼との出会いは、今年の4月でした。
授業中に遅刻して現れて、お菓子をぼりぼり食べてました。
先生暦2日目のあらいぐまにとって、
授業中、教壇に立ってるだけでやっとだったので、
こういうときはどうしたらいいんだろう…と、
すごくドキドキしました。
それでも、何か言うとニコニコっとしたり、
彼が初めて絡んできてくれたので、
手を焼きながらも嬉しかったのを覚えてます。
でも、しばらくすると、まったく教室に顔を出さなくなりました。
何でだろうと、他の先生に聞くと、
やめちゃうんじゃない?としか言ってくれないので、
よくわからないまま、
…え?やめちゃうんだ…。と、ちょっぴり寂しく思いました。
けれど、6月になって、自分に余裕が出来始めてきた頃、
今なら、彼に何かを言われても、
す〜っと、言い返してあげることができるのにな…と
思ってた矢先に、彼は帰ってきました。
休んでいたのは自宅謹慎か、なんかだったようです。
それからも休みがちだったり、爆睡してたりと、
話す機会もそんなになかったのですが、
なんとなく、彼のキャラクターをつかめ始めてきました。
ずいぶんひどい事も言われた事もありました。
それでも全然腹が立たなかった。
むしろ、なんかその分、かわいくってたまらなかった。
なんか、不思議なオーラが彼にはあるらしくって、
他にも「手を焼いてるの…」といいながらも、
やっぱり同じように思ってる先生もいたようです。

それが、ある事件を起こしてしまいまして、
次、何かしたら、ほんとにまずいと…本人もわかってたようですが。
結局、自宅謹慎後、最終的に退学と言うことになりました。
自宅謹慎中、もうすぐ退学するだろうと聞いてはいたから、
ずっと覚悟はしてたけど、やっぱり退学したって聞いた時は
本当に寂しかった。やるせなかった。
先生が大好きで、学校が大好きだって、
そういうの、見ててすごくわかったから。
帰ってきたかったろうな…。
電話かメールしようかとも思ったんだけど、
自分の電話が彼にとってなんになるんだろう…って、
ほんの少しでも「元気」を与えてあげれるなんて、自信がなくって、
それにまず、なんて話していいのかすらわかんなくって。
それで、どうしていいかわからず、何も出来なかった。
お局先生たちが生徒と深くかかわらないようにしてるのは、
いつか来る「別れ」の悲しみを小さくするためなのかな…。
そんな風にも思いました。

昨日、旅行先で、ケータイに電話がかかってきました。
すごく嬉しかった。
電話の向こうで、すごく悲しそうな声で話してるの。
彼はいつも冗談ばっかり言ってた子だから、
私の前で本音で話したりしたことなくって、
それは冗談で寂しそうな声出してるのか、
本当なのか、電話ではわからなかったけど、
「先生、なんで電話してくれなかったの?」
って、私の電話を待っててくれたんだって思って、
すっごく嬉しかった。
けれど、なんて言って良いかわからなくって。
中途半端にやさしく、手を差し伸べるフリだけするのなんていやだし…
だけど、彼のために私なんかに一体何ができる?
そう思うと、何をどうしてあげることがいいのかわかんないや…。

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