あらいぐま、ちょっと涙する。
2000年11月5日すいません。3日ほど旅行に行ってました。
また、旅行については後日、アップしたいと思います。
今日は、涙したことについて。
先日、退学した生徒のことです。
彼との出会いは、今年の4月でした。
授業中に遅刻して現れて、お菓子をぼりぼり食べてました。
先生暦2日目のあらいぐまにとって、
授業中、教壇に立ってるだけでやっとだったので、
こういうときはどうしたらいいんだろう…と、
すごくドキドキしました。
それでも、何か言うとニコニコっとしたり、
彼が初めて絡んできてくれたので、
手を焼きながらも嬉しかったのを覚えてます。
でも、しばらくすると、まったく教室に顔を出さなくなりました。
何でだろうと、他の先生に聞くと、
やめちゃうんじゃない?としか言ってくれないので、
よくわからないまま、
…え?やめちゃうんだ…。と、ちょっぴり寂しく思いました。
けれど、6月になって、自分に余裕が出来始めてきた頃、
今なら、彼に何かを言われても、
す〜っと、言い返してあげることができるのにな…と
思ってた矢先に、彼は帰ってきました。
休んでいたのは自宅謹慎か、なんかだったようです。
それからも休みがちだったり、爆睡してたりと、
話す機会もそんなになかったのですが、
なんとなく、彼のキャラクターをつかめ始めてきました。
ずいぶんひどい事も言われた事もありました。
それでも全然腹が立たなかった。
むしろ、なんかその分、かわいくってたまらなかった。
なんか、不思議なオーラが彼にはあるらしくって、
他にも「手を焼いてるの…」といいながらも、
やっぱり同じように思ってる先生もいたようです。
それが、ある事件を起こしてしまいまして、
次、何かしたら、ほんとにまずいと…本人もわかってたようですが。
結局、自宅謹慎後、最終的に退学と言うことになりました。
自宅謹慎中、もうすぐ退学するだろうと聞いてはいたから、
ずっと覚悟はしてたけど、やっぱり退学したって聞いた時は
本当に寂しかった。やるせなかった。
先生が大好きで、学校が大好きだって、
そういうの、見ててすごくわかったから。
帰ってきたかったろうな…。
電話かメールしようかとも思ったんだけど、
自分の電話が彼にとってなんになるんだろう…って、
ほんの少しでも「元気」を与えてあげれるなんて、自信がなくって、
それにまず、なんて話していいのかすらわかんなくって。
それで、どうしていいかわからず、何も出来なかった。
お局先生たちが生徒と深くかかわらないようにしてるのは、
いつか来る「別れ」の悲しみを小さくするためなのかな…。
そんな風にも思いました。
昨日、旅行先で、ケータイに電話がかかってきました。
すごく嬉しかった。
電話の向こうで、すごく悲しそうな声で話してるの。
彼はいつも冗談ばっかり言ってた子だから、
私の前で本音で話したりしたことなくって、
それは冗談で寂しそうな声出してるのか、
本当なのか、電話ではわからなかったけど、
「先生、なんで電話してくれなかったの?」
って、私の電話を待っててくれたんだって思って、
すっごく嬉しかった。
けれど、なんて言って良いかわからなくって。
中途半端にやさしく、手を差し伸べるフリだけするのなんていやだし…
だけど、彼のために私なんかに一体何ができる?
そう思うと、何をどうしてあげることがいいのかわかんないや…。
また、旅行については後日、アップしたいと思います。
今日は、涙したことについて。
先日、退学した生徒のことです。
彼との出会いは、今年の4月でした。
授業中に遅刻して現れて、お菓子をぼりぼり食べてました。
先生暦2日目のあらいぐまにとって、
授業中、教壇に立ってるだけでやっとだったので、
こういうときはどうしたらいいんだろう…と、
すごくドキドキしました。
それでも、何か言うとニコニコっとしたり、
彼が初めて絡んできてくれたので、
手を焼きながらも嬉しかったのを覚えてます。
でも、しばらくすると、まったく教室に顔を出さなくなりました。
何でだろうと、他の先生に聞くと、
やめちゃうんじゃない?としか言ってくれないので、
よくわからないまま、
…え?やめちゃうんだ…。と、ちょっぴり寂しく思いました。
けれど、6月になって、自分に余裕が出来始めてきた頃、
今なら、彼に何かを言われても、
す〜っと、言い返してあげることができるのにな…と
思ってた矢先に、彼は帰ってきました。
休んでいたのは自宅謹慎か、なんかだったようです。
それからも休みがちだったり、爆睡してたりと、
話す機会もそんなになかったのですが、
なんとなく、彼のキャラクターをつかめ始めてきました。
ずいぶんひどい事も言われた事もありました。
それでも全然腹が立たなかった。
むしろ、なんかその分、かわいくってたまらなかった。
なんか、不思議なオーラが彼にはあるらしくって、
他にも「手を焼いてるの…」といいながらも、
やっぱり同じように思ってる先生もいたようです。
それが、ある事件を起こしてしまいまして、
次、何かしたら、ほんとにまずいと…本人もわかってたようですが。
結局、自宅謹慎後、最終的に退学と言うことになりました。
自宅謹慎中、もうすぐ退学するだろうと聞いてはいたから、
ずっと覚悟はしてたけど、やっぱり退学したって聞いた時は
本当に寂しかった。やるせなかった。
先生が大好きで、学校が大好きだって、
そういうの、見ててすごくわかったから。
帰ってきたかったろうな…。
電話かメールしようかとも思ったんだけど、
自分の電話が彼にとってなんになるんだろう…って、
ほんの少しでも「元気」を与えてあげれるなんて、自信がなくって、
それにまず、なんて話していいのかすらわかんなくって。
それで、どうしていいかわからず、何も出来なかった。
お局先生たちが生徒と深くかかわらないようにしてるのは、
いつか来る「別れ」の悲しみを小さくするためなのかな…。
そんな風にも思いました。
昨日、旅行先で、ケータイに電話がかかってきました。
すごく嬉しかった。
電話の向こうで、すごく悲しそうな声で話してるの。
彼はいつも冗談ばっかり言ってた子だから、
私の前で本音で話したりしたことなくって、
それは冗談で寂しそうな声出してるのか、
本当なのか、電話ではわからなかったけど、
「先生、なんで電話してくれなかったの?」
って、私の電話を待っててくれたんだって思って、
すっごく嬉しかった。
けれど、なんて言って良いかわからなくって。
中途半端にやさしく、手を差し伸べるフリだけするのなんていやだし…
だけど、彼のために私なんかに一体何ができる?
そう思うと、何をどうしてあげることがいいのかわかんないや…。
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