SALLY#さんの日記を見て、私も今日は語ろうかと思います。
あらいぐまも中学の頃いじめにあいました。
いや、正確に言うと幼稚園の頃からかもしれません。
幼稚園、小学生の頃のいじめなんて
単なる弱いものいじめですけど・・・。
でも、その時からのトラウマが心に残っていたって言うのも
中学の時のいじめをさらに深刻にしたかもしれません。

さて、このいじめと言うものですが、
昨今の日本社会ではメディア等でよく聞かれるようになりましたが、
いじめの定義ってなんでしょう?
多くの場合、加害者側にはいじめの自覚はなく、
単なる「からかい」「ふざけ半分」といった感覚しかない場合が多いです。
しかし、被害者側には深刻な、のちのちの人生まで引きずるような
トラウマを背負うことが多いです。
客観的に見た場合でも、被害は少なく見えても
被害者側の心の傷は非常に大きい場合もあり、
定義は難しいように思われます。

中学生にとって、学校と言うのは一日のほとんどを過ごす場所であり、
学校以外に「家」と言う空間しかなかった私にとって、
学校と言う世界が自分にとって生きる場所そのものでした。
私の学校では校則で髪を伸ばすことが禁じられていました。
それも、cm単位で厳しく決められていて、
ほとんど全員がおなじ「おかっぱ」であることを強制されていました。
くせ毛にはくせ毛証明と言うものが発行され、
それを常に携帯し、警察のスピード違反の取り締まりのように
身も知らぬ先生から、その髪は自毛であるか(つまりパーマをあててるのではないか)を
チェックされたりしました。
そんな、抑圧された空間の中で
癖の強い髪である私はある日、先生からまとまりがなくて
それではみっともないから長髪許可を取って、
お下げにするように言われました。
そのとおりにお下げにすることにした私は
もちろん、まわりから嫉妬の集中攻撃を受けることになりました。
嫌がらせの手紙がロッカーに入ってた事もあります。
ふざけ半分で髪を引っ張ってきた子もいました。
いじめの原因がすべてこれであるとはいえませんが、
私が先生になって、校則についてとやかく言わないと決めているのは
こういう中学時代の体験があったからだということです。
生まれつき髪が茶色いからといって、黒に染めるように強制するのは
果たして正しいことでしょうか?本末転倒ではないでしょうか?

少し話題がそれてしまいましたが、
嫉妬の集中攻撃を受けていた私は
幼稚園、小学校の頃のトラウマもあって
友達が少し、冷たい態度をしただけで
不安になって疑心暗鬼にかかり、
中1の頃、ほとんど友達と言う友達がいませんでした。
当時入っていたクラブはすばらしい敏腕教師のおかげで
去年まで初戦敗退していたのに、いきなり全国大会で
金賞を取るほどに成長したところでした。
ただ、楽しく歌いたかっただけの私にとって
絶対勝つぞ!絶対優勝するぞ!という、
ぴりぴりしたみんなと少しずれていたのかもしれません。
あと、よく「優等生」に思われるキャラのせいでしょうか?
出るクイは打たれるといいまずが、
見事にみんなのストレスの発散攻撃を受けることになりました。
ひとり、悪口を言う相手ができれば、
その他の人たちの結束と言うものは強くなるものです。
よく、嫌われ者の先生のクラスはなぜかまとまりがよいといいます。
なんだかちょっぴり、それは信じたくないですけど・・・。

「あの子と一緒にいたくない!」「私もあの子嫌いだった!」
そんな風に自分の悪口を言っている現場に、ある日私は入り込んでしまいました。
中学2年生でした。
そんなことを言われて、14歳の少女に何が出来たでしょうか?
今なら、SALLY#さんが言うように
「誰からも嫌われない人なんて世の中にいない。
でもそれと同様に、誰からも好かれない人だっていないんだ。」
って事がわかります。
自分の悪口を言うやつなんて、ムシムシ!!って思えるけど。
当時の私のとって、学校の中全体が敵になったのだと、そう思ってしまいました。
だから実際にはどれだけに人が私を嫌っていたかは知りません。

あの頃のトラウマは大学2年ぐらいでしょうか?
その頃まで持っていました。
少しずつ癒されていったのは高校の時の友達と
大学の時の友達と、今の生徒のおかげです。
人にはなからず欠点があります。
その欠点に目をつぶってもいっしょにいたいって思える。
それが友達かなって私は思います。
自分にもたくさん欠点があると思う。
たくさん傷つけたりしてると思う。
それでも「あらいぐまってすごいよ!」って、言ってくれる、
そんなたくさんの友達に恵まれてあらいぐまは今、幸せいっぱいです。

もし、あらいぐまの日記を読んでいる人の中で
学校の中が息苦しくって、敵ばっかりだって思っている人がいたら、
大丈夫だからね。
君を大好きだって言う人は必ず現れるから。
今はまだ出会ってないだけだから。気付いてないだけだから。
あきらめちゃダメだよ。もう、生きることをやめようなんて思わないで。
でも、もし本当に嫌だったら、別の学校にうつることだってできるからね。
それは「負け」じゃない。
自分で新しい扉を開ける事だもん。
今、生きてる世界は、この地球上でほんとにちっぽけなところ。
この世界には必ず自分を認めてくれる場所があるから。

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